美人はみんなやっている。
キレイをつくる「お風呂の入り方」
毎日のお風呂タイム。どのように過ごしていますか?ただ何も考えず、いつものように洗って流すだけ…という方も多いですよね。 でも、それではもったいない。お風呂は、肌や体など全身を一度にケアできるので「キレイをつくる場所」に最適なんです。
キレイな人こそ、毎日の習慣であるお風呂タイムに「ほんの少しの工夫」をしているもの。 今回は、キレイをつくる「お風呂の入り方」をご紹介します。なんとなく昔からルーティンになっていることを、いまいちど見直してみてくださいね。
キレイをつくる「お風呂の入り方」5つのポイント
あなたの「お風呂の入り方」、見直したことはありますか?毎日の習慣だからこそ、改めて振り返ることって少ないですよね。 これを機に、ぜひ見直してみてください。「美容に良さそう」と思っていたことでも、案外まちがっていることも多いもの。ほんの少しの見直しと工夫で、美人に一歩近づきますよ。
お風呂に入る前は、コップ1杯の水を
まず、お風呂に入る前にコップ1杯(180ml)の水を飲んでおきましょう。お風呂では、想像以上に汗をかきます。水分不足による脱水症状や浴室熱中症を防ぐためにも、入浴前に水分を摂ることはとても大切なことなんです。 もちろん、美容にも良いことばかり。まず水分を摂ることで、肌の乾燥を防いでくれます。発汗も促されるので、血行促進・美肌やダイエット効果も。お水一杯飲むだけでキレイになれるなんて、嬉しいですよね。
飲む水の温度は、常温〜少しあたたかいものがおすすめ。あたたかい水を飲むことで、体が内臓からじっくりと温まり、そのあとのお風呂がさらに効率的になります。キンキンに冷えたお水を飲むのもおいしいけれど、内臓が冷えて代謝が下がってしまう可能性も。美容のためには、常温〜あたたかいお水がおすすめです。また、お風呂でたくさん汗をかいた分、お風呂あがりにもコップ1杯の水を飲むことを忘れないでくださいね。
温度は、ぬるめの40℃がベスト
お風呂の温度は、38~40℃程度がおすすめです。少しぬるいかな?と思うかもしれませんが、体の中からじっくり温まるのにちょうどいい温度とされています。ゆったりと浸かりながら、じんわり汗をかける程度、リラックスしておもわずあくびが出てしまうような温度がベストです。 逆に、心臓がバクバクするような熱すぎる温度だと、身体の芯からあたたまる前にのぼせてしまう可能性があります。また高温のお湯は、肌に必要な皮脂まで流してしまい、肌が乾燥してしまうことも。キレイをつくるためには、リラックスできる「ぬるめの40℃」がおすすめです。
入浴時間は、15~20分でリラックスして
「美容のためには長風呂がいちばん!」と思いがちですが、実は入浴時間は15~20分程度がおすすめです。理由は、長く湯船につかると肌に必要な保湿成分が流され、乾燥しやすくなるため。肌のうるおいを保つためにも、汗がじんわり出る15〜20分程度がベストです。 また、長時間お湯に浸かることで交感神経が刺激され、体が疲れやすくなる可能性も。快眠のためにも、リラックスできる時間を心がけましょう。
半身浴より、全身浴を
一時期は「半身浴」が流行していましたよね。「美容のためには、半身浴&長時間入浴」とも言われていましたが、最近では、半身浴はあまり効果的ではないと言われています。理由は、半身浴は肩や胸部分がお湯に浸かっておらず、上半身が冷えてしまうから。全身があたたまりにくいので、せっかくのお風呂の血行促進効果が薄れてしまいます。
おすすめなのは、肩までしっかり浸かる全身浴。半身浴に比べて、効率よく全身をあたためることができます。血行も促進され、むくみの解消にも。また、消費カロリーも高くなり、ダイエットにも効果的と言われています。ぬるめのお湯で全身ほんわかとあたたまることで、溜まった疲れもすっきりリフレッシュできますよ。
湯船には、毎日浸かりましょう
忙しかった日は、ついシャワーだけでサッと済ませたくなるもの。ですが、キレイを目指すなら、ぜひ毎日湯船に浸かってみてください。 「40℃、15分」の湯船に毎日浸かることは、女性の大敵である「冷え、むくみ」予防にとても効果的。お湯の水圧によるマッサージと、ぬるめのお湯が血流を促進し、あなたのキレイをつくってくれます。それに、湯船に浸かってリラックスすることは、質の良い睡眠へも
もっとキレイになりたい人へ。湯船での過ごし方4つ
「40℃のお湯に15分間、毎日肩まで浸かること」これが、キレイをつくる「お風呂の入り方」最大のポイントです。 ここからは、もっとキレイになるための「湯船での過ごし方」を紹介します。湯船に浸かっているだけの15分間、ほんの少しだけ工夫して、もっとキレイを目指してみませんか?
入浴剤で、ほっとリラックス
入浴剤を入れると、その香りと肌ざわりに、ほっとリラックスできますよね。自律神経も整いやすいため、キレイのためには毎日入浴剤を入れるのがおすすめです。好きな香りの入浴剤を選ぶのも良いですが、せっかくなら美容効果やリラックス効果のあるものを選んでみましょう。最近では、血行促進効果のある炭酸ガスの入浴剤や、発汗作用のある入浴剤など、種類もたくさんあります。いろいろ試してみるのも良いですね。
また、入浴剤にはリラックス効果だけでなく、水道水に含まれる塩素を除去する効果も。お湯に塩素が含まれたままだと、肌に刺激となる可能性もあります。入浴剤を入れることで塩素が緩和され、お湯がやわらかく、肌ざわりがまろやかに。肌を労わるためにも、入浴剤は毎日入れたいですね。
マッサージで、むくみ対策
湯船の中は、マッサージの絶好のチャンス。全身があたたまっている状態なので、むくみの原因である血液やリンパの滞りを、効率よく流すことができます。部屋でマッサージするよりも、ずっと効果的ですよ。 マッサージする部分は、顔や脚など、むくみが気になる部分がおすすめ。特に脚はデスクワークや立ち仕事、冷えなどでむくみやすいですよね。マッサージのポイントは、下から上に向かっておこなうこと。
足首からふくらはぎ、太ももに向かって、痛みがなく気持ち良い程度にほぐしましょう。この時、太ももの付け根や脇の下、鎖骨など、リンパの詰まりやすい部分を先にほぐしておくと、より効果的です。とろみのある入浴料を入れておけば、マッサージもしやすく、肌への負担も軽くなりますね。
フェイスパックで、美肌づくり
お肌がやわらかくなっている入浴中は、美肌づくりにも最適な時間。肌のくすみや乾燥など肌悩みが気になる方は特に、湯船に浸かりながらフェイスパックで肌を整えてあげましょう。最近のフェイスパックは、種類も豊富ですよね。毛穴汚れや古い角質を取り除くタイプ、美白やシミケアができるタイプもあります。肌悩みや気分に合わせて選ぶのがおすすめですが、どのタイプでもしっかり保湿できるものを選びましょう。
ただ、頻繁にやるとかえって肌や毛穴にダメージを与えてしまう可能性も。週に2~3回程度を目安にして、やり過ぎには注意してくださいね。
軽めのエクササイズで、すっきりボディに
実は、湯船に浸かっている間は、絶好の引き締めタイム。なぜなら、お湯に浸かっていることで体に適度な水圧がかかり、血流やリンパが自然と加圧されるから。さらに、水の抵抗による負荷もかかるため、エクササイズ効果が抜群なんです。 加圧や負荷がかかるといっても、お湯の中では浮力もかかるため、部屋の中でやるよりもずっと楽におこなえます。楽ちんなのに効果的なんて、嬉しいですよね。湯船に浸かっている15分間、軽めのエクササイズをしてすっきりボディを目指しましょう。
あなただけのルーティンを見つけて、もっとキレイに
お風呂は、ただ汚れを落とすだけの場所ではなく、キレイをつくる場所。毎日の習慣だからこそ、いつもの過ごし方を少し変えたり工夫するだけで、明日のキレイへとつながります。 あなたがもっとキレイに、キラキラと輝けるように、あなただけの「お風呂のルーティン」を見つけてみてくださいね。